青の魔術師

「青の魔術師」　　Windy Hill　　洸海さま

「ラウシール」……青き者。かつてそれは広汎な意味を持っていた。
一人の魔術師が歴史にその名を刻み、敬慕の念と共にこう呼ばれるようになるまでは。
“アーグ・ソレス・イ・ラウシール”　　――偉大なる青き魔術師――
これは、到底そんな呼び名に相応しくない頃の、へっぽこ魔術師の物語……。（サイトより引用）

リトルヘッド（リトル）との会話のやり取りがすごく好きです。
一生懸命なのに、どこか抜けているカゼスがたまらなく可愛いです。
基本的には、主人公のカゼスの成長の物語ですが、どこか戦記のようなイメージもあります。一つの大国の、始まりから終わりまで。
最後はとても静謐な気持ちで迎えました。